「地域文化を活かしたまちづくり」の現地研修として、県立大学地域共生センター上田洋平先生率いる19名のシニア世代の学生さんが、遠路はるばる甲賀市土山町山内にお越しいただきました。
地域の方によるふるさと絵屏風の絵解き、食(おむすびの会さんによる箱膳ランチ)の提供、民具を用いた回想体験等を入れながら、地域の暮らし・歴史を記録しまちづくりや健康増進につなげる取り組みを紹介させていただきました。
受講生の方々は本当に熱心で、質問がバンバン来て、絵解きの地域の方も本音で返す、いい交流ができました。
「絵を描いたあとの認知症予防の取り組みは?」の質問には、絵解きとしての活躍の場と、成し遂げた自信≠ェそれぞれの生き方の広がりとして、その後に生かされることをお伝えしました。
何もないと口にした地域が、今ある地域資源を大切にしながら地域の方が素材として創り生かしていく、そこに人が来て受け入れる、互いが刺激になり交流が生まれる、10年前には考えられなかったことが、少しずつ形になっているようです。