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山内ふるさと絵屏風つくり・H29年活動報告3


H29年報告2へ

9月2日 ふるさと絵屏風記念 上田洋平氏講演会


「過去を育てて未来をつくる」
9月2日 土山歴史民俗資料館の平成29年度夏季企画展記念として、あいの土山文化ホールにて講演会が開催されました。
9月2日絵屏風後援会講師は、ふるさと絵屏風開発・提唱者であります上田洋平氏(滋賀県立大学地域共生センター助教)、黒川・猪鼻・山中地区の完成のお祝いとこれから始まる山女原・笹路・黒滝地区、そして、他の地域でもやってみたい方々への応援エールを兼ねた講演内容でした。
 参加された方々は、上田先生のお若さ、気さくさ、わかりやすさに惚れ惚れされている様子でしたよ。上田先生のエコクラブの9年間にわたる聞き書きから絵屏風作成も報告させていただきました。


★心に残るキーワード
【過去を育てる】
過去の経験を現在の視点から再評価し、位置づけ直す。
過去の出来事、その事実自体は変えることができないが、過去からの示唆や教訓を汲み取ることによって、私たちにとって「過去の値打ち」を高めることができる。
歴史とは、語られるその時、その場で、生成され、無限に編みなおされる物語であり、つねに未来に開かれたものである。過去に向けるまなざしを鍛え、語り合い、編み直し、語りなおし続けて、未来への糧にすること。「これからがこれまでを決める」


【居合わせから仕合わせを】
文化とは、「めぐみのめぐりあわせ」であり、「めぐみをめぐり合わせるまなざし(知識・価値観といとなみ(わざ・技術))」である。まなざしといとなみは互いに影響しあう。
人間にとってのめぐみとは、「自然のめぐみ」「歴史のめぐみ」「人のめぐみ」である。
9月2日絵屏風講演会上田洋平氏「人のめぐみ」とは、さまざまな人自体がそうだし、「さまざまなめぐみをまさにめぐみであると気付く想像力」こそ、人間に与えられた大きなめぐみである。
新しい文化は、「人のめぐみ」の豊かさに芽生える。多様な人々が「居合わせ」る場から「新たな仕合わせ」が創造される。



【なーんにもない】という誇り

「わたしの村はなーんにもない」と人々は言う。
しかし、自然のめぐみ、歴史のめぐみ、人のめぐみをめぐりあわせて「なーんにもない」を百年、千年、ずっと続けてきた力、そのこころざし、知恵とワザがあるだろう。「無事(ぶじ)の文化」があるだろう。
百年、千年生きてきて「なーんにもない」と言い切れる。その根ざして生きてきた人・風土・その力・その誇りこそ信じよう。

みなさんの「在所」に誇りを持って語ってください。これがふるさと絵屏風の取組です。


9月2日絵屏風講演会・竜王真紀9月2日絵屏風閲覧1









上田洋平先生の感想(フェイスブックより引用させていただきました)

 9月2日。甲賀市土山歴史民俗資料館。山内地区で制作され現在展覧会で公開中の絵屏風と初対面!
 旧山内村6カ字のうちまず完成した3カ字の絵図。地域の人と生活のエネルギーがバ...「嫁おこし」。山でとってくる柴のうち、ヒノキの柴はかまどで焚くとパチパチとほかの種類の木よりもよけい音がする。そこで家の嫁が寝坊したときなど、姑はわざとヒノキの柴を焚たく。パチパチという音に嫁は「しまった!」と飛び起きる。それでヒノキの柴を「嫁おこし」と呼んだそうな。他に雨戸をわざとパーンと音の鳴るように開けるという技もあったそうな。ヒィー。山内の古老が語る、ほんとうにあったこわい話(笑)。街道をゆく牛の行列。馬喰さんのエピソード。「子供の見るもんやない!」と言われたかけ牡(牛の交配)のことや、なんと「嫁いびり」のシーンまで(笑)。
具体的な用途・実践にもとづく柴の認識と分類、これも一種の「具体の科学」、かな。

9月2日絵屏風閲覧29月2日絵屏風閲覧2


             











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